アパレル販売職に限界を感じ、事務職への転職を考えるという方も多いのではないでしょうか。
特に20代~30代の女性は今後の結婚などのライフプランを考えて「今の仕事はいつまで続けられるのだろう…」と不安がよぎることもありますよね。
実はわたしも20代半ばに、今後のために結婚・出産しても続けられる会社に転職しようと考え、アパレルから事務職へ転職しました。
転職後は年間休日120日以上のホワイト企業で一般事務と採用担当を兼務した後、育休を経て現在も同じ会社で働いています。
採用担当として年間200名以上の応募者を面接してきたので、面接官の気持ちはよく分かります。(新卒と中途両方担当していました)
このページでは、実体験と採用担当の視点を交えて、アパレルから事務への転職を成功させるための秘訣をまとめました。
効率の良い求人の探し方・自己PRや志望動機、退職理由の答え方など内定への近道をレクチャーしていきます!
アパレルから転職する前に、事務職の実情を知ろう!
仕事を辞めたい、アパレルから事務に転職したいと思ったら、まずは事務職の実情を知っておきましょう。
アパレルの仕事をしていると、オフィスワークっていまいち想像がつかないですよね。事務職と言っても種類がたくさんあります。
その中でも未経験の方にオススメな2つの事務職を紹介します。
一般事務
事務職と聞いて皆さんのイメージに一番近いのが一般事務だと思います。
パソコンでデータを入力したり、エクセルなどのソフトを使って書類を作成したりする仕事です。来客や電話などの応対も行います。正確で素早い処理が求められる仕事です。
営業事務
営業職をサポートする仕事です。
営業から頼まれた、見積書や発注書、プレゼン資料などのさまざまな書類を作成します。
営業が社内にいない時は、営業事務がお客様からの電話に応対します。
お客様と関わることが多く、明るく感じの良い対応が求められる仕事です。
パソコンスキルは必要?
事務職はいずれもエクセルやワードなどの簡単なパソコンスキルが必要です。
パソコンの資格はなければ就職できないわけではありませんが、持っていると圧倒的に有利です。
特に事務未経験の場合は、資格があるとアピールしやすいです。
会社によっては、パソコンの資格で有名な、マイクロソフト オフィスス ペシャリスト(MOS)のエクセルやワードが必須なところもあるので、この際取っておいても良いと思います。
事務職への転職で有利になる資格については、別の記事で解説しています。よければ参考にしてください。
事務職の給料って実際どうなの?入社後のギャップはある?
事務職のお給料はアパレルなどの販売職と比べてどうなのでしょうか。
また、実際に転職してみて感じた入社後のギャップを解説します。
事務職の気になるマネー事情
女性の平均年収は販売職で約290~300万円、事務職で約310~320万円と言われており、事務職の方がやや高い傾向にあります。
わたしの場合、事務職に転職したことで約30万円年収が上がりました。
30万円あったら大型家電も余裕で買えるし、海外旅行にも行けるなかなか大きい金額ではないでしょうか。
入社後のギャップは?
入社してみて事務職のイメージとのギャップはあるのかと言うと、大きなギャップはありませんでした。
実際にやってみて思う事務職のデメリットとメリットをまとめました。
・ルーティーンな業務が多く刺激はない
・諦めがちだった同窓会や結婚式に参加しやすくなった
・アパレルと比べると体力的に格段に楽
・ノルマがないので精神的に穏やかな日々を過ごせる
心に余裕を持てるようになったのが一番大きいです。長らく悩んでいた肌荒れも治り、あれはストレスだったのかと気づきました。笑
【本題】内定への近道!転職活動の進め方は?
採用担当から見て、仕事をしていないブランク期間が長いのは、あまり印象が良くありません。
そのため転職を考えたら、会社を辞める前に職探しをしておくと安心です。
また、事務職は人気職種なだけに、未経験で即内定が出るというのはレアケース。やみくもに行動するのは効率が悪く、ブランク期間がどんどん延びてしまいます。
やるからには効率良く、サクサク進めていきましょう!
転職エージェントへの登録が内定への近道!
効率よく転職活動を進めるためには、転職エージェントへの登録をオススメします。
なぜなら、転職のプロが無料で自分にあった会社を探してくれるので、忙しい中でも選考がスムーズに進むからです。
最初の登録と面談さえしておけば、希望に近い求人案件をメールで送ってくれます。
そしてなにより、登録しておくべき一番の理由は、「お見送りになった原因」が分かること。
エージェントを利用せず、自分でサイトを見て応募していると、不合格の場合「ご希望に添えない結果となり…」という定型文が届きます。
落ちた原因が分からず、同じことを何度も繰り返してしまう危険性があります。
エージェントを利用すると、なぜ不合格だったのか理由が明確に分かるので、次の選考で改善することができ選考の通過率が大幅に上がります。
事務職への転職に強いエージェントについて、詳しくは下記の記事を参考にしてください。
面接で必ず聞かれる3つの質問
未経験の職種への転職だと、今までの経験が役にたつのだろうか?と不安になりますよね。
でも大丈夫。アパレルの経験は大きな武器になります。
アパレル販売員なら普通に備わっている、明るさや笑顔や言葉遣いが、事務員として見ると「とても感じが良い」という評価になります。
自己PR、志望動機、退職理由は必ずと言っていいほど聞かれるので、事前に準備しておきましょう。
自己PRのポイント3つ
自己PRは暗記してすらすら言えるように練習しておくと安心です。ポイントは3つあります。
2、応募する会社のどの場面で強みが発揮できるかを盛り込む
3、学ぶ姿勢と成長意欲を伝える
1と2に共通することですが、エピソードや自分の強みはできるだけ具体的に説明しましょう。
面接官に自分が今までどう頑張ってきたのか、応募企業でどのように活躍できるのか、イメージをもってもらうことが重要です。
例えば、頑張ったことをアピールするときは数字で伝えると分かりやすいです。
「個人売上が目標の110%を達成」「ポイントカードを月に30枚獲得」など。数字が入るだけでぐっとイメージしやすくなります。
また、事務未経験の場合、今後の成長度合いを見込まれて採用されます。
今何か努力していることがあるなら、「現在○○の資格取得に向けて勉強しています」とアピールしましょう。
上記3つのポイントを踏まえた上で、魅力が伝わりやすくなる自己PRの文章構成や例文は別の記事にまとめています。
志望動機は志望度が問われるもの
採用担当は志望動機で応募者が下調べをきちんとしているか、志望度はどのくらいなのかを判断しています。
たくさんある会社の中で、「なぜこの業界の、この会社の事務職を志望したのか」答えられるようにしましょう。
会社のHPや求人内容を確認し、会社の強み・理念に合わせて、その環境で自分は何ができるのかを整理して話すといいでしょう。
退職理由で愚痴は厳禁
採用担当として退職理由はとても気になるところ。ここで人間関係に問題がないか、入社してすぐ辞めないかを見ています。
「店長がワンマンだった」「先輩が何も教えてくれなかった」などの愚痴はイメージが悪くなるので心にしまっておきましょう。
退職理由はキャリアアップに関するものや、長く働きたいので今後を考えて、などポジティブなものにすると印象が良いです。
退職理由の具体的な書き方は、別の記事で詳しく書いています。良ければ参考にしてください。
迷っている人は行動しよう!自分が納得できればそれで良し!
転職を考え始めても、なかなか踏ん切りがつかないですよね。
後任がいなくて辞められない。未経験だし自信がない…そう思っていても意外と何とかなるものです!迷っている人もまずは行動してみましょう!
転職活動を始めて他の会社を見て、何か変わるかもしれません。意外と今の会社は悪くないぞ。そう思うかもしれません。それはそれで良い気づきです。
転職を成功させるために大切なことはシンプルに、「自分が納得できる会社に入ること!」
実はわたしも転職活動中に初めて内定をもらった会社に行くかどうか、迷ったことがあります。
わたしの場合は会社を辞めてから転職活動をスタートしたので、落ち続けて1ヶ月、なかなか決まらず焦っていました。
無職ってなんとなく肩身が狭い。でも内定をもらった会社は雰囲気がいまいち。
そのとき親からもらったアドバイス。「今後長く働く会社、妥協しちゃだめ。納得できるところに就職するまで続けなさい。あなたなら大丈夫。」
そのアドバイスを受け、2週間後に希望通りの会社から内定をもらいました。入社して6年以上経ちましたが、転職してよかったなとしみじみ思います。
このブログを見てくださっている皆さんも、納得できる会社に巡り合えますように。応援しています!
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