販売から事務への転職は全く違う分野への挑戦です。
だからこそ事務として入社した後にどんな感じになるのか、想像するのが難しいですよね。
そこで、実際に販売から事務に転職したわたしが、販売と事務との違いや入社後に感じたギャップ、入社する前に覚悟しておいた方が良いことを解説します。
販売と事務の違いは?
販売と事務の大きな違いはどんなところにあるのでしょうか。事務職の特徴から違いを見ていきましょう。
販売と事務の一番大きな違いとしては、売上を作るか・直接作らないかという点だと思います。
売上を直接作らない事務職は、ノルマのプレッシャーがない代わりに、会社から評価されにくい(評価が分りにくい)という傾向もあります。
また、販売職は体力的な疲労が前面に来ますが、事務職は精神的な疲労がたまりやすい職種です。
事務に転職して販売とのギャップを感じる瞬間
販売から転職して、事務とのギャップを感じるのはどんな時なのでしょうか?
実際にわたしが思った販売と事務の仕事のギャップを紹介していきます。
もらえる「ありがとう」が少ない
事務員として働いていると、直接もらえる「ありがとう」の量が激減します。
店頭で販売の仕事をしていると、常日頃からお客様にご満足いただき感謝される機会が多いですよね。
あなたがいて良かった!というような自分のファンもできやすいです。
対して事務職はミスなくできて当たり前。
単純な作業は誰がやってもそこまで変わらないので、心からのありがとうをもらう機会は少ないです。
事務はとことん裏方
売り上げを直接つくらない事務職は、どこまでいっても裏方の職種です。
売上を作らない職種だからと、他部署やほかの職種の業務をなにかと手伝うことになったり、会社内で肩身の狭さのようなものを感じる時があります。
販売で第一線で活躍してきた人こそ、裏方の職種であるというところに違和感を感じるかもしれません。
人間関係が狭くなる
事務職の人間関係は、狭くなりやすいです。
販売の場合、気が合わないスタッフがいたとしても、1年もすれば異動になったり、入社や退職が多いので環境が変わって解決することもありますよね。
店舗の異動があると来店されるお客様も変わってくるので、人間関係は広くなります。
対して事務は、基本的に同じ席で仕事をします。毎日同じ上司に同じ後輩…周りの環境はほとんど変わりません。
異動も頻繁にはないので、狭い人間関係で長く過ごすことになるため、販売とは大きく異なります。
働いている人達のタイプが違う
販売で働いている人は比較的ハッキリと物事を言う人が多かった気がします。
一方事務はオブラートに包んで言う人が多いので、何がダメで何が良いのか、分かりにくいと感じたことがあります。
察する能力が事務職に就いてから鍛えられました。
休みと出勤のバランス
販売と事務では休みと出勤のバランスが違い、ギャップを感じました。
事務職に就いたばかりの頃は、土日の連休に加えて、お正月やお盆などの長期休暇があることに毎回感動していました。
逆に出勤は毎週月~金曜日まで連続なので、なかなか慣れませんでした。
販売だと3~4日働いて1日休みという周期が多かったので、転職したてのころは毎週5日連続の勤務って結構キツイ!と思ってました。
販売から事務に転職する前に覚悟すべきこと
販売から事務に転職するにあたって、覚悟しておくと良いことをまとめました。
販売はある意味自分を売り込む職種なので、ある程度華やかさやガツガツ前に出る力が必要ですが、事務はその反対です。
前に出すぎず控えめに皆をサポートする姿勢が重要です。
また、事務職は人気職種なので、採用しようと思ったら若くて良い人材がゴロゴロとれます。
若いころに事務職に転職していつまでも腰掛け感覚でやっていると、企業から見切られてしまう可能性もあります。
やるからには意欲と覚悟をもって仕事に取り組みましょう!
覚悟を決めて事務に転職しよう!
販売と事務は、ほぼ正反対の職種同士です。
転職したてのころは大きなギャップを感じるかもしれませんが、経験上半年も経てば慣れてくるので安心してください。
覚悟が決まったら、次のステップとして転職活動に進んでいくのもいいでしょう。
販売から事務への転職は狭き門ですが、成功させるための秘訣はちゃんとあります。
以前書いた記事で、アパレルから事務への転職の成功法をテーマとしたものがあります。
アパレル以外でも販売職なら基本は同じなので、参考にしてみてくださいね。
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