事務未経験で70名の中から受かった!未経験者が転職で勝つ方法

転職術

未経験で事務職へ!選考に受かるためには?

未経験から事務職に転職したい!と思っても、パソコンスキルに自信がない、未経験は不利なのかな、と不安になりますよね。

わたしも6年前同じ状況でしたが、アパレル販売職から未経験で事務職に転職することができました。

採用後に面接官だった先輩に聞いた話だと、応募者70名の中から選んでくれたんだとか。

事務職は人気職種とはよく言われますが、そんなに応募が多いんだ!と驚愕しました。

そんな高い倍率の中で、なぜ事務未経験のわたしが合格できたのか?合格要因の分析から分かる、内定を勝ち取るためにすべきことを紹介します!

4~5年間、一般事務と兼任で採用担当として、書類選考や面接をしていました。採用担当側からの視点も交えて、未経験でも受かる方法を考察します。

事務の転職状況を知ろう!

未経験から事務職への転職は狭き門と言われていますが、実際の転職状況はどうなのでしょうか。

事務職への転職は難しい?

事務職は数ある職種の中でも人気のある職種です。一般的に、事務職は営業職の8倍以上就職が難しいと言われています。

会社側から見ると、一番安い広告で採用募集をかけても、そこそこ待遇やアクセスが良い事務職は応募が途絶えません。

わたしの会社のように応募者70名の中から1名採用というのも、事務職では決して珍しいわけではありません。

ではそんな人気のある事務職で、企業はなぜ事務員を募集する際に未経験者OKの求人を出すのでしょうか?

企業が未経験者を募集する理由とは?

企業が未経験者を募集する理由は、大きく分けて3つあります。

1、実務よりもヒューマンスキルや人柄を重視しているから
2、自社のカラーに染められる人材が欲しいから(素直さ・柔軟性・適応力)
3、高い専門性を求めておらず、今後の成長に期待しているから

事務職は専門性の高い職種ではないため、幅広い仕事を覚えられるポテンシャルがあるかどうかも重要です。

また、若い世代は仕事の吸収が早く、社会人経験が少ないため扱いやすいので、今後の成長を見越して採用を決めることもあります。

つまり、実務経験がない場合は、人柄や仕事への熱意・成長意欲を上手にアピールできれば、未経験が一概に不利になるというわけではありません。

実務はできても扱いにくい経験者より、未経験でも素直でやる気のある人材が欲しいという気持ちは分かりますよね。

事務未経験のわたしの転職活動の進め方

実際に、事務未経験のわたしがどんな流れで転職活動をしてきたか、参考に公開します。

一部失敗談もあるので、反面教師として見てもらえたらと思います。

わたしの転職データ
転職期間:1ヶ月半
受けた企業の数(書類選考も含む):約20社
面接を受けた企業の数:10社(内2社最終面接落ち)
内定数:2社

わたしの転職活動での反省点は、あまり希望ではない企業(給料が想定より安いところや完全週休二日制でないところなど)を妥協して受けていたこと。

先に会社を辞めてしまっていたので、とにかく早く仕事をしたい一心で焦っていました。

今思えば、希望の条件でない企業への応募は時間の無駄でした。

選考が進めば進むほど断りにくくなるし、妥協して転職先を決めないためにも、はじめから気乗りしない企業は受けないほうが良いです。

今から転職活動を始める人には、妥協しすぎないで企業を選ぶこと・わたしのように焦らないためにも、在職中から転職活動を始めておくことをオススメします。

応募に使った転職サイトは2つ。

応募に使った転職サイト
・マイナビエージェント
・リクナビNEXT(自分で応募)

最終的にはリクナビネクストから自分で応募した企業に転職しました。

ただ、転職エージェントは登録しておいて良かったと思います。

事務への転職は簡単ではないので、不合格続きで落ち込んだ時にアドバイスをくれたり、他の企業を紹介して励ましてくれる存在は貴重でした。

事務職への転職に強いエージェントについて、詳しくは下記の記事で解説しています。

なぜ受かった?成功要因から導く、未経験者が勝つ方法!

倍率が高い事務職ですが、わたしは転職活動期間約1ヶ月半の間に、2社から事務職の内定をもらうことができました。

ではなぜ選んでもらえたのか?面接してくださった方が後々教えてくれた話と、採用担当から見て受かるためにすべきことをまとめました。

第一印象が大切!ヒューマンスキルで勝負!

事務の経験やスキルがないなら、印象や人柄で勝負していきましょう!

面接官は1日に何度も面接をしているので、一人一人の詳しい経歴は覚えられません。

特に事務のような人気職種の場合、面接官は毎日複数回面接をしていると思われます。

だからこそ、第一印象を大切にしていきましょう!言葉で伝えた内容は忘れられてしまうかもしれませんが、最初の印象はずっと残ります。

わたしも入社後に聞いた話では、第一印象の良さが採用の決め手になったというようなことを言われました。

それくらい第一印象のインパクトは大きいのです。

企業の入り口に立った時にはすでに選考が始まっていると心得て、いつもよりハキハキと明るい対応を心がけましょう。

事務系の経験は余すところなく全力アピール!

前職の中で事務的な仕事を少しでも経験した人は、その経験ををかき集めてアピールしましょう。

わたしは前職のアパレル販売で、発注管理やパソコンを使った本社への提出書類を担当していたので、その経験をもとに事務系の仕事は得意ということを伝えていました。

担当者によっては、それなら未経験でもパソコンは心配ないね~と流してくれましたよ。

すこしでも事務系の仕事とかぶる部分があったら、全力でアピールしていきましょう!

業界・企業について事前調査すべし

業界と会社についての知識を、調べてから面接に挑んでいました。

わたしも採用担当をしていたとき、志望動機などを通して企業についてどれくらい調べているかチェックしていました。

企業研究の度合いによって、やる気や志望度の高さを面接官は判断しています。

熱意を伝えるためにも本命企業を受ける前は、業界について調べたりホームページ内容を確認したりして、きちんと予習していきましょう!

企業研究をしておけば、何か質問はありますか?という逆質問にも対応できるようになりますよ。

スピードとタイミングも大切

求人サイトで希望する条件の事務募集が更新されたら、すぐに応募することをオススメします。

応募が遅くなりすでに企業側が他の人に内定を出した後の場合、面接前に不合格が決まってしまっていることがあります。

実際にわたしの会社でも入社が決まったとき、すでに面接を設定していた人たちは、断ることができないので最後まで面接だけしていました。

内定者が決まった後の面接に当たってしまうと、どんなに良い人材であっても不合格になってしまうので、希望の事務職があったらできるだけ早く応募しましょう。

資格取得で意欲をアピール

実務が未経験な点を補うために、成長意欲があることを積極的に伝えました。

わたしは学生時代に取得した秘書技能検定や、転職を決意してから在職中にとったMOSのエクセルとワードの資格で事務職への意欲をアピールしました。

採用担当からしても、勉強します!という言葉だけでなく、資格という目に見える努力の形があった方が頑張りを評価しやすくなります。

事務への転職で有利な資格については、別の記事で解説しています。よければ参考にしてください。

運と縁

採用の合否は運や縁で決まることもあります

あまり大きな声では言えませんが、選考の際に「直属の上司と合わなさそうだからNG」「役員が嫌いなタイプ」「前問題があった人と似てる」なんて理由で落ちてしまう人もいます。

転職活動は本当に運や縁の部分が大きいです。落ちても本人のせいじゃないことも多いです。自信を無くさず、何度でもトライしていきましょう!

未経験でも事務職への転職はできる!

未経験から事務職に転職してからもう6年以上経ち、今では中堅社員になりました

改めて転職時を振り返ってみても、あのとき頑張って転職して良かったなと思います。

前職がアパレル販売だったので、ブランドイメージ的にも体力的にも30代前半を過ぎるとだんだん勤めずらくなる会社でした。

今は土日休みで時短勤務なので、育休後もムリせず働いていられます。コーヒーを飲みながら座って仕事ができるのも、事務職の特権ですよね。

事務職は良くも悪くも、やる気さえあれば誰でもできる仕事です。総務系の知識やPCスキルが必要な場面もありますが、それは勉強すればいいだけのこと。

未経験でも十分事務職で活躍することができます!諦めず挑戦していきましょう。

過去にアパレルから事務への転職成功の秘訣についてまとめた記事があります。

アパレルに限らず、販売・接客・営業系の職種なら対策法は同じなので、参考にしてみてください。

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